8月の月画像 その2(府中の森博物館公園内の小滝)
花の名前を記憶したはずなのに、思いだせない・・・。
日 々 の 戯 言
25・08・20
読書感想・殺しの影=はぐれ武士・松永九郎兵衛・小杉健治著:
理由あって丸亀藩から逃れて江戸の長屋で浪人暮らしをしている、松永九郎兵衛(30)が主人公だ。
剣の達人で豪商・鯰屋権大夫の世話になっている。
ある冬の日、權大夫から、旅籠の五島屋の主・舟吉の用心棒になり、
舟吉の依頼する男を切れと言われる。更に、舟吉まで殺せと指示された。
理由を聞いても答えてくれず、何となく承知する。
自分は、暫く上方へ出ると言って、行方不明になっていた。
早速、その通りにして舟吉からの指示を待つ傍ら、情報収集に励むが、
大塩平八郎事件の復讐劇の噂ぐらいしか、出てこない。
登場人物は多数存在するが、誰もが本心を言っているとは思えず、疑心暗鬼に陥る寸前の九郎兵衛。
やっと、本音で話が出来る南町奉行の与力・羽倉三蔵と情報交換をしつつ黒幕を探し始める。
舟吉からの殺しの依頼が来たが、その相手とはなんと・・・。
そしてその裏には、印旛沼干拓事業を巡る役人とその配下の者たち同士の激しい対立があった。
何ともハヤ・・・。