2月画像その3
日 々 の 戯 言
21・02・27
報道関係者の死亡事故・知る権利が標的???:
日本に『報道の日』というのがあるのを、ご存知でしょうか。と言ってもこれは、TBS系列で、
2011年より毎年12月下旬に生放送されている長時間報道特別番組だ。恥ずかしながら見たことはない。
2020年も 11:00~17:30まで放映されたという。その際に、
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)が、12月28日に、
世界で今年1年間(1月1日~12月15日)に50人の報道関係者が死亡した事を公表したという。
以下は、殆んどがNETの受け売りである。
調査報道を手がける記者が意図的に狙われる割合が増えており、国境なき記者団の
クリストフ・ドロワール事務局長は、「職業上のリスクの犠牲になっていると考える人も
いるかもしれないが、攻撃の標的になっているのは誰もが持つ『知る権利』なのだ」と、警鐘を鳴らしたという。
それでも、今年は世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大したため、
記者の活動が制限された影響もあり、死者数は2019年より3人少なく、過去10年で最少のペースらしい。
不思議なのは、死亡した場所なのだが、多くの人が紛争地域以外での死亡だという事だ。
その割合は近年増加傾向にあり、20年は68%(34人)と過去5年で最も高かったという。しかも、
危険地域で銃撃などに巻き込まれるのではなく、意図的に狙われた例が84%(42人)を占めたそうだ。
国別ではメキシコ(8人)、イラク(6人)、アフガニスタン(5人)、インド、パキスタン(各4人)などで
死者が多かった。汚職や麻薬取引、違法採掘など不正の調査報道に携わっている記者が
狙われるケースが多数あったようだ。デモを取材中の記者が攻撃される例も増えており、
イラクやナイジェリアなどで計7人が殺害されたとの事。
覚悟の上の仕事とはいえ、まさに命懸けだ・・・。